気ままなポルセキ新聞
連載 読者細野さんのポルシェドレスアップへの道

その1.993RSはまさに理想のクルマだ(外観が)

更新日:2003年3月18日

ここでは、本誌読者の細野さんが現在進行形でドレスアップを進行中の、愛車993TipRS仕様がどのように変身していくのかをレポートしたいと思います。報告してくれるのはもちろん、オーナーの細野さん。まずは、その1回目。細野さんとポルシェの出会いからです。

【筆者の簡単なプロフィール】
細野正人(ほそのまさひと)
60年年生まれの43歳。東京都中野区在住。渋谷の恵比寿で、コンピューターのソフト開発をしている会社を経営。根っからの東京っ子。奥さんと二人暮しで子供はいない。ポルシェを買ったのは、ただ今ドレスアップを施している96年式993カレラTipが初めて。

 私がポルシェに出会ったのは18歳の頃で、時はスーパーカーブームでした。もちろん、ポルシェに一目惚れし、その頃から足繁く第3京浜のミツワに通っていました(しかし、18歳という若さのため、全く従業員に相手にされず……)。その冷たい態度に、「絶対に大人になったら、キャッシュでポルシェを買ってやるぞ!」と心に誓ったものです。

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 その頃から、280フェアレディZ、アウトビアンキ、スカイライン鉄仮面、フォード・プローブ、BMW320、ベンツC280、ベンツS600と乗り継ぎ、昨年平成14年に、家内にOKをもらい、42歳にしてようやく念願のポルシェを買える身分になりました(笑)。

 はじめは996の新車をと考えていましたが、水冷であることとボディの形が、私の目指しているポルシェとは程遠く、結局、964、993のどちらかを選択することにしたのです。

 とにかく外車の雑誌を買い漁り、まずは情報を収集しました。そこで、ポルシェはメンテナンスが大切なことを学び、安く買うより信頼できて、メンテナンスまで面倒を見てもらえるショップを探すことに。

 そこで見つけたのが、テクニカルメイト。

 その広告の中で、シルバーの「ポルシェ993RS」が、私の目に飛び込んできました! 感動でした。今でも忘れませんが、「これが私が目標としていたクルマだ」と直感し、その勢いで電話を。しかし、私は99%通勤でポルシェを使うつもりなので、本物の993RSでなくてもいい。RS仕様で十分です。その時点では、RS仕様が在庫にはなかったので、ノーマルの96年式カレラTipを購入することにしました。

 外装はRSフロントリップ(WARNER)、サイドステップ(RS純正)、RSリアウィング(WANER)、apwチタンシフトノブ&スカート、HIDヘッドライト、ライトのバルブも全てホワイトに変更。もちろん、アルミホイールも交換して、「RS」のキャップを着けました。タイヤはBSのGIII。ブレーキキャリバーはお約束通り、赤く塗装。

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まさに定番のカタチ。この993RSルックがどう変わっていくのか!? みなさん、お楽しみに

 内装はインダッシュのパイオニア「楽ナビ」、MDチェンジャー、TV・CD・DVDプレイヤー、レーダー、セキュリティのため、純正のバイパーを装備しました。実はバイパーは、普通セキュリティのためにつけるのですが、私の場合、キーレスエントリーのON・OFF時の「ピッピピ!」という、周りに対するインパクトを重視。さらに、アメリカ映画のホテルにクルマを預けるたり、人が多い駐車場にクルマを止めるシーンを想像して、できるだけ大きな音が出る(目立つ)ものを希望しました。

 そして、02年8月9日に納車。

 たしか、車両価格は約550万円ほどだったと思いますが(よく覚えていません)、上記のように手を加えたために、納車時には約700万円になっていました。車両保険にも入ったので、年間で約50万掛かりました。

(その2に続く)