気ままなポルセキ新聞

タルガ万歳!

更新日:2004年6月25日

その12.ユーザー車検に行って来ました! 後編

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 陸運局に到着したら、所定の用紙に必要事項を記入し、重量税や自賠責の支払いを済ませれば、あとは車検ラインで実地に検査となります。電話で予約した時点で、自分がどの時間枠で行うのかが分かりますので、その時間には遅れないように。

 それにしてもナンですね、先ほどテスター屋でひととおりのチェックと車検場での動きを練習してきたので、気持ちは一応チェリーボーイではないのですが、そこはなにせ本番ですから緊張感が違う。しかも、試験中のチェックシートの記入や排気ガステストは自分でしなくちゃいけないんで、厳しさもテスター屋レベルよりはるかに上を行く。なんだかめちゃくちゃドキドキしてきた。

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みなさんが試験している模様をさんざん眺めたのですが、イマイチ要領が掴めず、かといってこのままでは予約した時間枠が終了してしまうので、意を決して列に並びました。タルガの後ろ姿が、少々不安気です
 このままではマズイということで、他の人がやっているところをじっくり見学してから検査待ちのクルマの列に並ぶことにしました。しかし、人がやっているところをどれだけ見ても、なんだかイマイチ要領がつかめない。だって、みなさんウルトラスムーズにホイホイ試験レーンを通過していきますから。ううむ、これはヤバイ。

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ドキドキドキ
 しかし、そうやって躊躇しまくっていては予約した時間枠が終ってしまうので、意を決してタルガとともに列に並びました。

 もうめちゃくちゃ心配。あまりにも心配なんで、近くにいた人の良さそうな検査員に「初めてのユーザー車検なんですけど」と訴えたら、親切にもずっと付き合ってくれることになりました。なんていい人なんでしょう。

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みなさん白線をムチャクチャ気にしていたので、ワタシも習ってムチャクチャ気にしてみました。すると、付いて来てくれた検査員から「そこまで気にしなくてもいいよ」と苦笑いされてしまった。なんじゃい   いよいよ次がタルガ。ドキドキドキドキドキドキドキドキ

 実際の検査はものすごく緊張して、なにがなんだか分からない状態。実はタルガ、クラッチがほとんどヤバくて「ガラスのクラッチ」と命名しているんですけど、速度計テストのとき緊張しまくりで、半クラのままグワーンとローラーの上を走ってしまいました。いつもはナメクジのようにアイドリング発進を行って、クラッチを労わりまくっているのに。ワタシのバカ。

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電光表示が「進め(だったと思う)」になったので、ソロソロとナメクジ発進   スピードメーター検査。グワーンとローラーの上をタルガが走る。半クラのまま走る。ウエーン

 そうやってクラッチをすり減らしてしまったことをウジウジ悔やんでいる間にも、後ろからトヨタのビッツが「まだかよォ」という感じで迫って来たので、緊張感は最高潮に達しました。

 と、散々ドキドキしまくりだったにも関わらず、終わってみれば「なんてこたなかったな」と思ってしまうから人間てオソロシイ。ま、たしかにチェックするのは、サイドスリップ、前後ブレーキ、サイドブレーキ、スピードメーター、光軸、排ガス、下まわりだけ。目の前の電光表示に従って、落ちついて行えば問題ないことは間違いないんだけれど。

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ヘッドライト検査中。助手席側に立っているのが、とっても親切な検査員の方です。ワタクシ、なんかヘマをやったんでしょうか。検査員の方が助手席から手を突っ込んでくれていますけど。まったく記憶にございません   排気ガスのチェック! 「もっと奥に突っ込んで」と言われて、グイグイ奥に検査用の棒みたいなのを押し入れてこのステージをクリア

 いずれによせ、もう一回やれれば、もっと男らしく堂々と振舞えることは間違いありません。もう本当にチェリーボーイじゃないゾ、と。

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全テストが終了してホッと一息。テスター屋で外したヘッドライトリングを取り付けました

 ユーザー車検は、ノーマルポルシェでオイル漏れのひどいものでなければまず落ちることはないでしょう。それが実感です。ちなみに、ユーザー車検を受ける人は全体の4%と聞いて驚きました。なるほど、周りのみなさんが平気な顔してというか、殺気だってというか、ともかくスパスパッとテストをこなしているのは、プロだからだったんですね。納得でございます。



■費用
重量税 37,800円
検査登録印紙 \1,500
自賠責 27,630円